「自分は変えられる」　元ＴＯＫＩＯ山口達也さんが和歌山で講演

 

 

 

 

元TOKIOの山口達也さんが、和歌山県白浜町十九渕の障害者就労支援事業所「キミト☆ミライ」で「孤独からの脱却」をテーマに講演しました。山口さんは、アルコール依存症と向き合う自身の体験を通じて「過去は変えられないけれど、未来と自分は変えられる」と熱く語りました。

山口さんの過去と現在
山口さんは2018年に旧ジャニーズ事務所を退所し、その2年後に飲酒運転でバイク事故を起こしたことでアルコール依存症と診断されました。彼はこの病気と一生付き合う覚悟を決め、依存症予防教育アドバイザーの資格を取得し、全国で講演活動を行っています。

講演のテーマ
「孤独からの脱却」
依存症と向き合う自身の体験
山口さんは「酒が好きで、仲間と楽しむために飲んでいたが、いつの間にか一人で飲むようになり、酔うために酒を使用するようになった」と振り返ります。そして、依存症に陥っていることに気づかないままテレビの仕事は順調でしたが、次第にメンバーや芸能界に迷惑をかける事態に至りました。

依存症の背景と対策
山口さんは「依存症になるのは酒好きだからでなく、心が壊れているから」と語り、その原因を「アイドル時代の華やかさと孤独感」「仕事での成功と満たされなさ」「過去と他人にとらわれた自己肯定感の低下」と分析しました。

依存症の原因
心の壊れ
孤独感
自己肯定感の低下
彼は、「未来と自分は行動次第で変えられる」と強調し、現在は講演活動を通じて多くの人と出会い、自分の未来を歩むことができるようになったと語ります。依存症になった過去も、新しい未来を得るための意味があったと感じるようになりました。

山口さんのメッセージ
山口さんは、「変えられないものに苦しむより、今の自分を全て受け入れてみて」と呼びかけました。彼の講演は、多くの人に勇気と希望を与え、前向きな生き方を示しています。

今後の展望
山口さんの活動は、依存症に悩む人々やその家族にとって大きな支えとなっています。彼のメッセージが広がり、より多くの人々が自分を変える力を信じ、前向きな未来を築く手助けになることを期待しています。